上出来 2009 4 5

 昨日は、北朝鮮の弾道ミサイル(人工衛星)について、
誤報があったことに対して、日本国内は、大騒ぎになっていますが、
私は、3月27日から4月4日までの対応を見ていて、
上出来だったと評価しています。
(100点満点で採点すれば、70点ぐらいだと思います)
 なぜかというと、
日本においては、戦後60年以上、有事というものがなく、
多くの日本人が、平和ボケをしていたからです。
 このような特殊事情を考慮すれば、
3月27日から4月4日までの期間において、
国民、地方自治体、自衛隊、防衛省、政治家の対応は、上出来だったと言えるでしょう。

弾道ミサイル ballistic missile 2009 3 26
 北朝鮮が、日本方面に向けて弾道ミサイルを発射しようとしてします。
北朝鮮は、これを、「人工衛星の打ち上げ」と主張していますが、
日本人の99%は、「これは弾道ミサイルだ」と考えています。
 実に、困ったことになるでしょう。
基本的に、超高速で飛来するミサイルを打ち落とすのは、難しいのです。
こうした弾道ミサイルに対する対策は、抑止力として、
巡航ミサイルを大量に配備するしかないのです。
 仮に、人工衛星だとしても、破片が東北地方に落ちる可能性があり、
それが市街地に落ちた場合、大きな被害が発生します。
 もうひとつ困ったこととして、こうした事態に対して、
日本の世論が、必要以上に右傾化することです。
ここ数年は、北朝鮮が何かする度に、日本の世論が右傾化してきた事実があります。
こうした流れの中で、日本の核武装の議論が出てくる可能性があります。
 日本は、ロケット技術で世界トップレベル、
さらに原子力技術でも世界トップレベル。
 もともと、日本人には、戦いのDNAがあります。
それは、日清戦争、日露戦争、太平洋戦争が証明するところです。
中国と戦い、ロシアと戦い、アメリカと戦った歴史があるのです。
 北朝鮮が、眠れる獅子を起こしてしまう可能性があり、とても心配です。
そうなったら、誰も止めることはできません。

















































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